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『映像研には手を出すな!』はNHK総合で日曜24:10から放送中のアニメ。アニメーション制作を夢見る高校1年生の浅草みどり、金儲けを考えるのが得意な金森さやか、カリスマ読者モデルでアニメーター志望の水崎ツバメの3人が、脳内にある「最強の世界」を表現すべく映像研としてアニメ制作活動をする物語。

部費を獲得すべく予算審議委員会にむけてアニメを制作することになった映像研の3人。浅草の美術設定を元にアニメ制作を開始して1ヶ月弱が経過。各自作業に取り組んできましたが、残り1ヶ月、果たして予算審議委員会までにアニメは完成するのでしょうか。ここで、3人の役割と能力について考えてみます。

考察1.水崎ツバメのアニメーターとしての技量は?

リアル志向で日常の何気ない立ち居振る舞いのアニメーションを豪華なアニメと考えている水崎。作画へのこだわりが強く、実際にアニメ制作を開始したところ、1カットあたりに通常の30倍もの量を描いています。しかし4カット分を描くのに1ヶ月弱かかっており、元々期限のない中このペースでは到底間に合いません。「間に合わなかったら意味がない」と金森に散々注意されますがどうしても妥協できません。間に合わせるために全くアニメが動かない「止め絵か原画のみで」という極付の策を提示された段階で全部手書きにするというこだわりを捨て、作業にメリハリをつけて頑張ると決意します。

目先の作業に追われて期限に間に合わないというのは誰しも経験があるのではないでしょうか。特に学生の場合、提出期限を過ぎても完成できない論文やら作品やら模型やら…。水崎の場合も、アニメーターとして十分な技術を持っています。こだわりを追求して表現できる点はものすごく高い能力だと思います。しかし完成させるという第一目標よりも目先の作画に夢中でペース配分が全くできていません。最終的に、メリハリをつけたことで完成に漕ぎ着けますが、ペース配分を考えて作るという点はまだまだこれからと言ったところでしょう。

考察2.金森さやかはプロデューサーとして適任?

第4話は終始語気の強い金森。元々の口の悪さも相まって彼女の一挙一動に浅草と水崎は様子を伺う始末です。完成済みのコンテをあっさり切り捨て浅草に再構成を指示し、水崎にはペースアップするようプレッシャーを与え続ける。はっきり言って怖いです。

しかし彼女の目的はあくまで実績を打ち立て予算をもぎ取り部への昇格を図ること。そのために今はインパクトのあるアニメを予算審議委員会までに完成させることが最優先なのです。実際に彼女は水崎にプレッシャーを与えるだけでなく、代案としてソフトの導入を勧め、すぐに使えるように自身で操作方法も習得しています。こういった進行管理やフォロー、外部との調整を速かに行える彼女は、まさにプロデューサーとして適任でしょう。

考察3.人前の苦手な浅草みどりは予算審議委員会で役に立てるか

アニメの設定や制作に関することには長けているが、人前や交渉ごとを苦手とする浅草。部活中も金森に言い負かされることがしばしば。金森が美術部に背景協力の打診をすると提案したときも、「人に指示するなんてそんなのできっこなかろうに…」と及び腰です。こうしてみると、彼女の能力も金森のような協力者がいなければなかなか活かせません。ただ、彼女のアニメ制作への想い入れはとても熱く、予算審議委員会で生徒会から発表中止にされそうになったときに爆発します。

「おうおう、下手に出てりゃ付け上がりやがって。てめえっちに頭下げるようなおあにいさんとおあにいさんの出来が少しばかり違うんでぃ。(中略)細工は流々、仕上げをご覧じろ!!」

マイクも無しに、制服に頭を埋め涙目になりながらも江戸っ子口調で啖呵を切ります。これを静まり返って聞く会場。呆気に取られた生徒会長も映像を流すことを許可します。

結果的に放映に漕ぎ着けましたが、この言葉は役に立とうとか仕事をしようとか考えてのことではなく、我慢ならずに出た言葉でしょう。彼女はあれこれ考えると上手く行かないようですが、クリエイターとしての熱い気持ちは人に響いています。

日常においても、水崎と金森が論争しているところに自身の意見を挟んだり、適切なアドバイスをしたりすることができる浅草。クリエイターとしての彼女は必要なところでいい仕事をしていると言えるでしょう。

考察まとめ

技術と情熱のあるクリエイター2人に有能なプロデューサー。誰が欠けてもアニメは完成できなかったでしょう。特に今回は金森の働きが目立ちましたね。プロデューサーの重要性を痛感させられました。個性的ながらもバランスの取れた3人の今後の活動が楽しみです!

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